01
解こうとしている問題
戦略・仕様と、動くシステムの間には、いつも断絶がある。
戦略と実装の断絶
経営の意図が、設計・コードへ辿れる形で繋がらない。
モデルの陳腐化
図を描いても、実装が進むと乖離し、やがて誰も見なくなる。
記法ロックイン
特定ツールの独自記法に縛られ、資産が持ち出せない。
AI 一発生成の限界
それらしい成果物は出るが、根拠と辿れる線が残らない。
02
中核のアイデア:一つの真実源、二つの編集面
モデルの実体(SSoT)は一つ。エンジニアはテキストで、関係者は図で、同じモデルを編集する。保存すれば双方向に反映される。
text · Langium
文章として編集
IDE 支援(補完・検証・参照解決)付きのテキスト編集。エンジニア向け。
single source of truth
dslmodel
5つの関心を
一つに束ねる
graphical · Sirius-web
図として編集
ノード・エッジ・パレットでの作図。関係者・レビュー向け。
text ↔ dslmodel·dslmodel ↔ graphical
03
5つの関心を、確立された標準の語彙で
独自記法ではなく、業界標準の考え方に接続。必要な関心だけを扱える。
戦略
ビジョン・目標・能力・役割(振る舞い)。
BMM · RM-ODP · Capella OA · VDML
ドメイン
概念・属性・参照・列挙。
class model
プロセス
活動・レーン(役割)・制御フロー。
activity
状態
ライフサイクルの状態と遷移。
state machine
検証(V&V)
要求と検証(試験・分析・査閲)。
systems eng.
04
全区間のトレーサビリティ
これが差別化点。戦略の一行から、生成されたコードとテストまでを、一本の線で辿れる。AI 一発生成には残らないもの。
Vision→
Goal→
Capability→
Role→
UseCase→
Entity→
Security→
Code→
Test
05
上流は AI 支援、下流は決定論で統制
創発が要る所は AI が助け、正確さが要る所は監査可能なツールが担う。役割を分ける。
upstream · AI-assisted
仕様 → モデル
- 中期計画・業務仕様・シナリオからモデルを抽出
- 価値分析(VDML)でビジョンを研ぐ
- 抽出物は必ず出典(_source)に紐づく
downstream · deterministic
モデル → 生成・統制
- 文法・図・下流成果物への決定論的な投影
- スキーマ検証・参照整合をゲートで自動判定
- AI の自律度と影響度で並べた統制方針(LRF)
06
現在の状況(正直なところ)
エンドツーエンドで実証済みのプロトタイプ。中核は動いている。堅牢化・製品化はこれから。
実証済み
- テキスト↔図の双方向往復(戦略・ドメイン・ミッションで実機確認)
- 戦略から コード・テスト・トレースまでの一本鎖を通した実演
- 編集の改名耐性・ロス計測を含む往復の健全性検証
- 標準準拠の語彙とスキーマ検証
今後
- プロセス・状態の編集面のさらなる成熟
- 大規模モデルでの堅牢性・性能
- チーム運用・権限・コンフリクト解決
- 製品としてのパッケージングと配布
who it's for
戦略と実装を、辿れる一本の線で繋ぎたいチームへ
モデリングを設計や実装から切り離さず、意思決定の根拠を残したい組織。独自記法に縛られず、標準の考え方の上に自分たちのドメイン言語を持ちたいチーム。